年輪

使用する木材について

弊社が使用する木材は、主に自社所有の森で管理・伐採した「天川の吉野杉」です。木造建築において「木材は命」と言っても過言ではありません。ですが、現在、違法に伐採された国内外の安い木材を使用するケースが後を絶たない状況です。木が育つ土、植え方、管理方法によって、同じ杉でも強度等は大きく異なります。だからこそ、私たちは丈夫な家を建てるため、そして森を守るため、厳しく管理された自社所有の、もしくはそれに相当する木材を厳選して使用しているのです。

山での作業

天川吉野杉の強度

国産木材の高級ブランドのひとつである吉野杉。木材としての強度を高めるため、苗木は8,000~10,000本を窮屈に植え、年輪幅が小さくなるようにコントロールします。その後、ゆっくりと間伐しながら、長期的に管理していきます。

山での作業

天川吉野杉の美しさ

長年かけて枝打ちを行っているため節が少なく完満通直(細りが少なく、まっすぐなこと)、そして少し赤味がかった色目のよさが評価されています。

山での作業

天川吉野杉

弊社が家を建てるときに使用する木材は、主に自社で管理・伐採した天川吉野杉です。出所や管理方法が不明な木材は、施主様に建物の強度・耐久性の説明ができないため使用いたしません。自社所有以外の木材を使用する場合も、厳しい基準をクリアした木材しか使用しておりません。

木組み

杉の特性

杉は比較的やわらかく、乾燥によって割れたり歪んだりしやすい特徴があります。弊社が伝統構法で建てる家は在来工法と違い、割れや歪みを緻密に計算しておりますので、強度や耐久性に関しての問題はまったくございません。また、弊社では木の特性を最大限に活かすため、天然乾燥、もしくは時間をかけて人工乾燥した木材を使用しております。